公開:2026.08.14

フードロス防止と時短を両立 食材使い切りのコツとは

まとめ買いが必ずしも節約にはならない理由

まとめ買いは、単価を抑えられ、買い物の回数も減らせることから、節約の王道とされてきました。しかし、安いからと大量に買った食材を使い切れなければ、その分は丸ごとロスになります。

環境省の推計によると、家庭から出る食品ロスのうち、手つかずのまま捨てられた「直接廃棄」が全体の4割を超えています。まとめ買いで数百円浮かせたつもりが、廃棄で数千円単位のロスに化ける可能性もあるのです。

図 家庭から出る食品ロスの発生要因の内訳(2023年度)

出所:環境省「我が国の食品ロスの発生量の推移」

夏場はこの問題がいっそう顕著になります。子どもの夏休み中は昼食の準備が毎日必要になるため、いつもより買い出しの回数が増えがちです。しかし高温多湿の環境は食材の劣化を早めるため、想像以上のロスが生まれやすくなります。お盆の帰省や旅行で家を空ける機会が増えることも、使い切れない食材を生む一因になります。

だからこそ夏は「使い切る」意識が大切です。必要な量だけを購入するよう心がけると、食材を新鮮なうちに消費でき、食材が無駄になりにくいです。半端に残った野菜をスープや炒め物にするなどの「使い切りレシピ」を取り入れると、食品ロスをさらに減らせるでしょう。

食材の正しい保存方法を意識する

買い物の見直しと同時に取り組みたいのが、食材の保存方法の工夫です。正しく保存すれば食材の寿命は格段に延び、フードロス防止と時短の両立がぐっと現実的になります。

たとえば、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は立てて保存すると長持ちします。また、まとめ買いした肉や魚は、調味料で下味をつけてから冷凍する「下味冷凍」がおすすめです。解凍して焼くだけで一品完成するため、夏休み中の毎日のランチ作りの負担を大きく減らせます。

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