FPトレンドウォッチ
2026.11.05
自分の住む町が「財政破綻」したらどうなる?
Share
公開:2026.09.16
債券投資には、国や企業などが発行する個別債券を直接購入する方法と、複数の債券をパッケージにした債券ファンド(投資信託・ETF)を購入する方法の2つがあります。これらは仕組みやリスク、運用の手軽さにおいて大きな違いがあります。
個別債券には満期(償還)があり、発行体が破綻しない限り、満期時に額面金額が払い戻されます。そのため、保有期間中に金利変動による値動きがあっても、満期まで待てば基本的に元本割れしない点が特徴です。
一方、一般的な債券ファンドには満期がなく、複数の債券を入れ替えながら運用を続けるため、金利上昇によって債券価格が下落した場合、基準価額も下がります。しかし、短期的な下落を乗り越えると、長期的には高金利の新しい債券によって利回りの回復が期待できます。
| 個別債券 | 債券ファンド(投資信託・ETF) | |
|---|---|---|
| 満期(償還) | あり | 原則なし(一部の期間限定タイプのファンドを除く) |
| 元本確保性 | 発行体が破綻しない限り、満期時に額面金額が戻る | 売却時の基準価額によって元本割れのリスクがある |
| 分散投資 | 1銘柄ごとの投資 | 1つのファンドで多数の債券に分散投資 |
| 最低投資額 | 銘柄により1万円~100万円など、まとまった額が必要 | 100円や1万円など、少額から可能 |
| 保有コスト | 原則なし(既発債では、購入時手数料は単価に含まれる) | あり(信託報酬などが継続的に発生する) |
| 流動性 | 銘柄によって異なる | 営業日ごとに売却が可能 |
| NISAの適用 | 対象外 | 成長投資枠で利用可能(対象ファンドのみ)※ |
| 購入のしやすさ | 個人向け国債などを除き、個人投資家が購入する機会が限定的 | 販売チャネルが多く購入しやすい |
長期の視点で債券投資を考える場合、金利上昇は個別債券、債券ファンドとも新規投資ではプラス要因といえます。そこで、それ以外の要素で使い分けを考えてみましょう。
個別債券は購入単位が数十万円以上になるケースが多く、複数銘柄への分散には多額の資金を要しますが、保有コストは基本的にかかりません。一方、債券ファンドは、100円程度からの少額投資や積立投資が可能で、1つのファンドで多数の債券に分散投資ができます。ただし、購入手数料がかかるファンドがある、保有期間中に信託報酬などのコストがかかり続けるといった面もあります。
よって、一般的にまとまった資金で安全性を重視したい場合は個別債券が、手軽に少額から分散投資を行いたい場合は債券ファンドが適していると考えられます。
あわせて読みたい
この記事の閲覧は
日本FP協会会員限定です。
ログインすると下記の機能が利用できます。
24時間中にアクセスが多かった記事です。
1週間中にアクセスが多かった記事です
先週1週間中にいいね数が多かった記事です
1か月中にコメント数が多かった記事です
FP相談事例
2026.09.30
30代夫婦。相続したお金の運用に悩むも、家計は年270万円の大赤字!
FPトレンドウォッチ
2026.10.08
2028年4月より遺族年金受給権者も老齢年金の繰下げが可能に
FPトレンドウォッチ
2026.10.09
「金利のある世界」で注目される「中立金利」とは?
FPトレンドウォッチ
2026.10.15
5年連続上昇の路線価 その傾向と相続税・贈与税への影響は?
FPトレンドウォッチ
2026.10.06
「加入時のまま」放置していませんか? 火災保険の保険金額
FPトレンドウォッチ
2026.10.07
遺族年金受給者が知っておくべき年金の「落とし穴」
著名人インタビュー
2026.10.09
【謎解きクリエイター/松丸亮吾さん】AI時代にこそ必要な「思考力」と「チャレンジする勇気」(後編)
FP・専門家に聞く
2026.10.08
【年金】“年金相談のリアル” 事実婚でも遺族年金はもらえる?「受給の明暗」を分けるポイントとは(菅野美和子氏)
FPトレンドウォッチ
2026.10.16
根強い分配金ニーズで注目される「予想分配金提示型」投資信託とは?
FPトレンドウォッチ
2026.10.19
「死後離婚」とは? 義家族との関係や必要な手続きを解説!