公開:2026.06.04

キャッシュレス化はどこまで進んだ?統計でみるお財布事情

キャッシュレス決済はどこまで進んだ? 日本の最新データと動向

日本のキャッシュレス決済は着実に拡大しています。経済産業省が公表した、2025年のキャッシュレス比率の算出結果によると、2025年のキャッシュレス比率は58.0%、決済額は162.7兆円となりました。内訳をみると、クレジットカードが8割超を占める一方で、コード決済も1割を超え、存在感を高めています。

図1 我が国のキャッシュレス決済額及び比率の推移

出所:経済産業省「2025年のキャッシュレス決済比率を算出しました」

政府は2030年までにキャッシュレス決済比率を65%、将来的には80%にする目標を掲げています。キャッシュレスを推進する主な理由として、「業務効率化による人手不足の解消」「現金管理コストの削減」「購買データの利活用」などが挙げられます。

また、利用者側にも利便性向上やポイント還元といったメリットがあり、キャッシュレス決済の普及を後押ししています。

主なキャッシュレス決済手段の特徴

現在、広く普及しているキャッシュレス決済手段は図2の通りです。

図2 現在普及している主なキャッシュレス決済手段

出所:経済産業省Webサイトを基に日本FP協会作成

図1でも示すとおり、キャッシュレス決済の現時点での中心はクレジットカードです。利用額を後日まとめて支払う仕組みのため、資金繰りの柔軟性が高く、高額決済にも対応しやすい特徴があります。加えて、ポイント還元や付帯保険などの特典があることも後押しし、決済額全体の大半を占めています。一方、クレジットカードが持てない若年層や、後払いに抵抗がある層にはデビットカードのような即時払い型の決済手段が支持される傾向があります。

また、近年は電子マネーやコード決済が急速に普及し、少額決済を中心に利用シーンを広げています。サービスによっては銀行ATMやコンビニのレジなどで残高がチャージできたり、代金決済だけでなく個人間送金にも対応していたりと、多彩なシーンで利用できるのが特徴です。

一言で「キャッシュレス決済」といっても、手段によって様々な特徴があるため、自分の生活スタイルや状況に合わせて賢く活用することが大切です。

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