FPトレンドウォッチ
2025.08.29
高校授業料無償化は私立にも拡大、押さえておきたい注意点

Share
公開:2025.07.03
(上)でも紹介したとおり、金融リテラシーを身に着けるには、幼いころからの教育が重要です。金融教育の第一歩として取り入れやすいのが、買い物をとおしたお金のやりとりの体験です。
まず、子どもと一緒に買い物に出かけ、大人がお金を支払う場面を見せましょう。そうすることで、必要なもの、欲しいものは無条件で手に入るのではなく、お金で買うという流れを感覚的に理解することにつながります。
次に、お金がどこから得られ、どのように使われるか、お金の流れを見せましょう。お金をATMから引き出す際には、このお金は働いた対価であること、この対価が食費や光熱費、家賃・ローンの支払いに充てられ、預貯金にも回るなど、欲しいものを買う以外にも、暮らしに欠かせない使いみちが決まっていることを大まかに理解させていきます。
ATMはいくらでも引き出せる打ち出の小づちではないことも伝えるようにしましょう。なぜご飯が食べられるのか、なぜ電気が点いているのかという日常の小さな疑問に結び付けて話をすると、幼い子どもでもイメージがつかみやすくなります。
キャッシュレス決済が主流となり、現金のやり取りを目の当たりにする機会が少ない子どもも増えています。クレジットカードやネットショッピングで買い物をした場合でも、使ったお金は銀行口座から引き落とされて、その分だけ残高が減ることも伝えましょう。
お金の流れが理解できたら、お小遣いを渡して自分で管理させることを実践してみましょう。洗濯物をたたむ、食卓のテーブルを拭くといったお手伝いの対価としてお小遣いを渡すことで、「お金は働いた成果として得られるもの」という意識を、経験をとおして持ちやすくなります。
ベネッセ教育総合研究所が行ったアンケート調査によると、小学生にはお小遣いを「渡していない」という回答が4割に達していますが、その4割の中には、毎月に決まった金額ではお小遣いを渡していないものの、お手伝いの対価や勉強や習い事などを頑張ったご褒美として不定期に渡しているという家庭も含まれているかもしれません。(図)
出所:ベネッセ教育総合研究所(https://benesse.jp/)
お小遣いを渡している層では、小学生は「月500~1,000円未満」、中学生は「月1,000~3,000円未満」という回答が最多数となっています。一方でお小遣いを「渡していない」と答えた層は小学生が42%、中学生は25%を占めています。
お小遣いを渡すときには、使い道を子どもと話し合うとともに、お小遣い帳を付けることをルール付けすることをおすすめします。お小遣い帳を通して、何にいくら使ったのか振り返りがしやすくなり、お金の管理能力が身につきます。
最後に、友だちとお金の貸し借りはしないことを伝えるのもお忘れなく。子ども同士でのお金のやり取りはトラブルのもとになりやすいです。お金にルーズになる要因にもなり得ますので、必ず守るようにお小遣いを渡す前にしっかり伝えるようにしましょう。
この記事の閲覧は
日本FP協会会員限定です。
ログインすると下記の機能が利用できます。
24時間中にアクセスが多かった記事です。
1週間中にアクセスが多かった記事です
先週1週間中にいいね数が多かった記事です
1週間中にコメント数が多かった記事です
FP・専門家に聞く
2025.08.28
【家計管理】「1週間家計管理」で成功体験を!(前野彩氏)
FPトレンドウォッチ
2025.08.22
中央銀行の「タカ派」「ハト派」って何?【トレンド+plus】
FP・専門家に聞く
2025.08.05
【リタイアメントプラン】60歳以降に立ちふさがる 「4度の収入ダウンの崖」と「定年前後の住民税」(深田晶恵氏)
著名人インタビュー
2025.07.01
【俳優/藤木直人さん】 すき間時間の活用で2級FP技能検定に合格(第1回)
FPトレンドウォッチ
2025.08.20
金利上昇中の定期預金、注目すべきポイント
FPトレンドウォッチ
2025.08.27
【学資保険vsNISA】最新徹底比較(下)
FPトレンドウォッチ
2025.08.12
学びたい!を実現する 公的リスキリング支援
FPトレンドウォッチ
2025.08.06
増える食費、高騰する食材【トレンド+plus】
FP・専門家に聞く
2025.08.26
【資産運用】高値更新中の金(ゴールド)、資産運用での生かし方(目黒政明氏)
FP・専門家に聞く
2025.08.21
【住まい】高経年マンション3つのリスク、その資産価値をどう守るか(有田美津子氏)