公開:2026.05.27

Z世代のトレンド「ラウド・バジェティング」とは?

SNSが後押しする“見栄よりリアル”な消費スタイル

「ラウド・バジェティング」はSNSを発端に広がった、節約に関する新たな考え方です。自身の経済状況や貯蓄の目標を周囲にオープンに伝え、見栄や同調圧力に流されずに支出をコントロールしようとする消費スタイルを指します。

ラウド・バジェティングが支持を集める背景には、世界的なインフレや経済の先行きへの不安があります。アメリカのZ世代は、学生ローンの返済や住宅価格の高騰といった現実に直面し、お金に対してシビアな目を向けるようになりました。他人の華やかなSNS投稿に影響されて無理な消費を重ねることに疑問を抱き、より現実的で身の丈に合ったお金の使い方を重視するようになったのです。

日本においてラウド・バジェティングという言葉自体は、まだそれほど浸透していませんが、その考え方は日本の若者層の価値観とも親和性が高いと言えます。特にZ世代は、節約やコストパフォーマンスを重視する一方で、趣味など自分の満足につながる支出は惜しまない「メリハリ消費」を実践しており、今後このムーブメントが日本でも広がる可能性は十分にあるでしょう。

図 Z世代の価値観の変化

出所:デロイト トーマツ グループ「2025年度 国内Z世代意識・購買行動調査」2025年11月28日

今日からできるラウド・バジェティングの始め方

ラウド・バジェティングは、「海外旅行のために100万円貯める」といった具体的な目標を決め、周囲に宣言するだけで始められます。

目標を公言しておけば、お金のかかる誘いを断る際も「目標のため」というポジティブな文脈で伝えることができ、周囲の理解も得やすくなります。その結果、無理な支出が自然と減り、目標達成に近づけるでしょう。

また、目標をオープンにすることで同じ価値観の仲間とつながりやすくなります。他人との比較から解放され、自己肯定感を高める効果も期待できるかもしれません。

ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • いいね数
  • コメント数

24時間中にアクセスが多かった記事です。