公開:2026.07.23

夏休みに親子で実践!「キャッシュレス」を通じた金銭教育

キャッシュレスで学ぶ金銭管理

日々の買い物の付き添いやレジャーなど、夏休みは子どもがお金に触れる機会が多くあります。
しかし、決済手段のデジタル化が加速し、子どもが現金そのものに触れる機会が減少しています。そんな昨今だからこそ取り組みたい、「キャッシュレス」を教材とした金融教育について紹介します。

キャッシュレス決済の難点の一つは、支払いが単なる数字の移動になり、支出の痛みを実感しにくいことです。よって、子どもには「デジタル上の数字はお金そのものであり、使えば必ずなくなる」という事実をはじめに伝えましょう。

「デジタルの数字=現金と同じ価値」という事実を、実感を伴って理解してもらうために、プリペイド型キャッシュレス決済を利用するという方法があります。例えば、お小遣いを電子マネーで渡す際、現金からチャージする工程を見せてみましょう。1,000円札が電子上の数字に置き換わるプロセスを見せることで、デジタルの残高=お金という事実がリアルに感じられるはずです。

図表 子どもが使えるチャージ対応のプリペイド型キャッシュレス決済の一例

決済手段の種類特徴
交通系電子マネー・公共交通機関の乗車に加え、売店やコンビニ、飲食店など幅広く使用できる
・子ども料金が適用されるICカードを作る場合、子ども本人の公的証明書が必要
流通系電子マネー・発行元の系列店舗で利用するとポイント優遇や割引などが受けられる
・交通系電子マネーに比べると利用できる店舗が限られる傾向がある
国際ブランド提携型プリペイドカード・クレジットカード会社の決済システムを利用した支払い方法
・決済方法は一括払いのみなど、クレジットカードとの違いに注意が必要
二次元コード/バーコード決済・スマホがあれば比較的手軽に始められる
・個人間送金にも対応
出所:日本FP協会作成

夏休みにできる実践ステップ

前段で紹介した内容を踏まえて、以下の3ステップを実践してみましょう。

予算の「見える化」とチャージ

旅行やイベントの予算を決め、親子で現金をICカードや決済アプリにチャージします。「この2,000円で旅行中の遊び代やお土産代をやりくりしよう」など、ルールを明確化することも大切です。

利用履歴の振り返り

決済アプリや家計簿アプリを使い、残高が減っていく様子を一緒に確認します。数字の変化を直視することで、支出をよりリアルに感じられます。

支出に関する話し合い

「この支出は本当に必要だったか?」と、お金の使い方について振り返り、子どもに気づきを与えます。

こうした経験は、子どもの夏休みの宿題や自由研究にも役立つはずです。子どもがお金の価値を実感し、賢い消費行動をとれるようサポートしていきましょう。

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