公開:2026.05.15

「推し活」で破産しないためのマネー戦略 ~推し活にいくら使う?~

「推し活」消費の特徴

今や多くの人が、アイドルやアニメの好きなキャラクターといった「推し」を応援する活動、いわゆる「推し活」を行っています。

コンサートのチケット代やファンクラブの年会費といった、公式なサービスだけにとどまらないのが、推し活における消費の特徴です。ファン同士の交流や、推しを応援するための自主的なグッズ制作、遠征に伴う交通費や宿泊費、さらには企業とのコラボレーショングッズの購入など、その内容は多岐にわたります。こうした活発な消費は、飲食・宿泊サービス業、交通業といった関連産業の活性化にも貢献しているといえます。

推し活にかける費用は、個人の属性によっても差が見られます。ニッセイ基礎研究所が実施した調査によると、20代の会社員・公務員では、ひと月あたりの推し活費用として「5,000円~1万円未満」が29.6%を占める一方、「3万円以上」という層も11.1%でした。

また、民間調査会社・インテージが2025年6月に公表した調査結果によれば、応援対象のジャンルによっても支出金額は変動する傾向にあることが分かります。

図表 推し活のジャンル別年間支出金額

出所:インテージ「推し活」に関する調査(2025年6月12日公開)を基に日本FP協会作成

物価高でも「聖域化」する推し活費

原材料費や輸送費の高騰は、エンターテインメント分野にも影響を及ぼしており、チケット代やグッズ価格は上昇傾向にあります。通常、物価が高騰して家計を圧迫するような状況では、娯楽費は節約の対象となりやすいものです。

しかし、インテージが行った同調査によれば、物価高や円安は推し活全般に「全く影響しない」と答えた層は半数を超えています。推し活はもはや娯楽の一環ではなく、日常の一環や精神的な支えのようにとらえている人が少なくないのかもしれません。

図 物価高、円安による消費行動への影響

出所:株式会社インテージ『「推し活」に関する調査(2025年6月12日公開)』

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