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公開:2026.03.04
あなたは昨日、何時間眠りましたか?
睡眠時間が平均5時間を切ると危険です。風邪になる確率がぐんと高まります。仕事の成果にも悪影響が顕著に表れます。6時間以下でもまずい状態です。
睡眠時間は7~9時間が適正とされています。従って7時起床の人の場合、就寝は10時から12時ごろということになります。
日本は「睡眠不足で経済損失が▲15兆円」などとも言われます。これは勤労者が十分に寝ていて働いた場合に比べて、労働生産性が落ちている分を集計した結果です。運動不足で生産性が低下するよりも、もっと大きな経済損失が隠れているという見方もあります。
睡眠時間を十分にとった方がいいとわかっていても、早い時間の就寝は、少し難しいと感じる人が多いと思います。実際、日本人に対する指摘として、国際的な睡眠時間の短さが挙げられます。
OECDの調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分となっています(2021年)。
睡眠不足は、意欲・記憶力の減退、心血管疾患を起こりやすくするという弊害があります。
それでは、良い睡眠つまり「深く眠る」にはどうすればよいのでしょうか。
近年はスマホの利用が増えていますが、夜間に使用すると覚醒状態を抑えられなくなります。夕方以降は、TVを含めて液晶画面を遠ざける習慣が大切です。できれば、21時以降は照明を暗くして、お風呂に入って体温が下がっていくタイミングで布団に入るのが理想です。
この「深く眠る」方法は奥が深くて、日中に運動をすることや、夕方の早い時間に食事を終えて胃をなるべく空にして寝ることも大切です。
意外に知られていないのは、朝起きがけに日光を浴びることです。日光の照射を受けると、14時間程度の時間差をおいて脳からメラトニンという睡眠物質が分泌されます。筆者は昔、深く寝るために毎晩メラトニン・クリームを使ったことがありました。しかし、高い薬を買わなくても、朝に日光を数分間浴びることで、同じ効果があると知り、今は割安な方を選択しています。
最後に経験的なことを述べると、加齢が進むと長く寝られません。瀕尿になって夜起きることも増えます。長くて深い睡眠は、若者の特権だと思い知らされました。
年を取ってからも深く寝るために、夕方までに汗をかき、シャワーではなく湯船に浸かる習慣を大切にしています。
若い時に知らなかったのは、脳の休息です。寝ているときに、人間の脳は、記憶を整理して、肉体の疲れを消す働きをしています。そうしたリセット時間を取らないと本当に身体・頭を効率に使うことができません。
自分の力を最大限に発揮するには心技体のバランスが重要といわれていますが、それだけでなく「脳」も欠かせない要素だと思います。「心技体脳」を健やかに保つために、睡眠の重要性を再確認するときが加齢とともに訪れます。
記事の内容は、取材先や執筆者等の見解を示したものであり、日本FP協会の意見・方針等を示すものではありません。
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