公開:2026.05.14

“おひとりさま”の終活を支援する「終身サポート」とは

終身サポートとはどのようなサービスなのか

単身高齢者世帯が増加するなか、身寄りのない高齢者が身元保証などを委託できる終身サポートサービスの利用が広がっています。利用者本人が民間事業者や専門家と契約することで、生活支援から死後に必要となる手続きまで、必要に応じて幅広い支援を受けられる仕組みです。

具体的には、「日常生活支援」「身元保証」「死後事務」の3つのサービスに整理できますが、サービス内容は事業者によって異なり、常にこの3つすべてが含まれるわけではありません。

図 サポートサービスの内容の一例

出所:消費者庁「『身元保証』や『お亡くなりになられた後』を支援するサービスの契約をお考えのみなさまへ」

終身サポートを提供する事業者には、一般社団法人やNPO法人が多く見られます。身寄りのない「おひとりさま」にとっては心強いサービスですが、事業者数や利用者の増加に伴い、契約内容や料金に関するトラブルも報告されています。

こうした状況を踏まえ、2024年には政府が「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」を策定しました。事業者の適正な運営、契約の締結・履行に関する留意事項などが示されています。

サービス利用時に押さえておきたいポイント

終身サポートを利用する際は、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

まずは、自分がどのような支援を必要としているのかという「要望の整理」を行いましょう。日常生活支援のみか、身元保証や死後事務まで依頼するのかによって契約内容は大きく変わります。

次に確認したいのが「支払い能力」です。入会金や預託金、月額費用などが発生することが多いため、自分の資産・収入状況と照らし合わせて、継続して支払えるかを見極める必要があります。

また、契約書や重要事項説明を確認し、「サービス内容」を十分に理解することも大切です。地域包括支援センターや消費生活センターなどの相談先を確認し、契約前に相談してみるのもよいでしょう。

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