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廃業進むガソリンスタンド、地域社会への影響は?
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公開:2025.09.03
更新:2025.10.15
コメの流通価格は、平均価格でみて一時5kg4,500円近くまで上がりましたが、2025年8月には3,500円程度まで下がりました。
しかし、秋は美味しい新米が食べたいという需要増が価格を押し上げ、2025年産の新米が流通し始めると、再びコメの価格は上昇する気運が出始めています。
これまで、政府は備蓄米放出を通じて、コメの価格を何とか2,000円台にしようとしてきました。備蓄米の放出量は2025年5月から81万トン。一見多いように感じますが、それでも年間の需要の約700万トン(主食用)に比べて、流通量が限られます。81万トンは計算上、42日分に過ぎず、身近なスーパーや米屋さんでは、備蓄米を見かけなかったという方もいるのではないでしょうか。
この備蓄米は、不作に備えて政府が100万トンを目安に保管していたものです。これを放出する分の入札が、3月から始まりました。
その効果は、ようやく6月になって、備蓄米を混ぜたブレンド米の価格が下がる形で現れました(図表)。
しかし、よくみると銘柄米は現在に至るまであまり価格が下がっていません。結局、すべての銘柄米の平均価格は、品質があまり高くない備蓄米とそれを混ぜたブレンド米のシェア拡大で下がったに過ぎなかったのかもしれません。
政府が放出する備蓄米は、コシヒカリなど有名な銘柄米ではありません。備蓄年数が3~4年経った古古米(2022年産)、古古古米(2021年産)は、品質が下がり、価格も低下するということです。要するに、流通するコメの品質低下によって価格が下がったという解釈もできます。
最近になって、一度予約した備蓄米のキャンセルも出ているようです。消費者が品質の高くない備蓄米を思ったよりも消費しなかったため、キャンセルが起こっているのです。
主食であるコメの価格も、他の商品と同じように需給で決まります。
秋になって消費者が「やっぱり美味しい新米を食べたい」と考えるようになると、需給が引き締まって価格が上昇するのです。そうした意味で、コメ価格の高騰は、多かれ少なかれなくならないのかもしれないという見方もあります。
また、価格高騰の背後にはコストの問題もあります。コメ高騰以前の2022~2023年のコメの価格は5kg2,000円前後だったのですが、そのときはコメの生産者にとって原材料コストを賄うのには販売価格が低すぎるという感覚だったと聞くことがあります。当時は、パンや麺類もかなり値上がりして、コメだけが安かったのです。
ある意味異例でもある、「コメだけが安い」という状況は、長続きしなかったという結果です。
記事の内容は、取材先や執筆者等の見解を示したものであり、日本FP協会の意見・方針等を示すものではありません。
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