FPトレンドウォッチ
2025.12.05
お年玉も「キャッシュレス」の時代がやってくる?
Share
公開:2025.10.10
2025年6月13日に年金制度改正法が成立し、2028年4月から遺族厚生年金が見直されることになりました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000147284_00020.html
見直し後は、60歳未満で配偶者と死別した場合、男女ともに原則5年間の有期給付となります。新たに有期給付加算が上乗せされるため、遺族厚生年金の額は現在の約1.3倍となる予定です。障害状態にある方や収入が十分でない方は、有期給付終了後も最長65歳までは引き続き増額された年金を受給できます(継続給付)。
一方で、新制度移行後も以下の方は見直しの影響はありません。
また、18歳年度末までの子がいる方は現行制度と同じで、見直しの影響はありません。ただし、子が18歳年度末を迎えた後は、原則5年間の有期給付および継続給付の対象となります。
今回の遺族厚生年金の見直しは、女性の就業率向上などを背景に、現行制度の男女差を解消するために行われます。
これまで遺族厚生年金は主に子のある妻が受給対象であり、同じ状況にある夫は受け取れないという男女間格差が存在していました。現行制度は専業主婦の割合が多かった時代に設計されましたが、現在は共働き世帯が多くなっています。
そんな現状にあわせて、万が一配偶者が死亡した際に、性別に関係なく生活を再建できるようにするため、男女差解消に向けて制度内容が見直されました。今回の改正により、遺族厚生年金の公平性が高まることが期待されます。
あわせて読みたい
この記事の閲覧は
日本FP協会会員限定です。
ログインすると下記の機能が利用できます。
24時間中にアクセスが多かった記事です。
1週間中にアクセスが多かった記事です
先週1週間中にいいね数が多かった記事です
1週間中にコメント数が多かった記事です
FP・専門家に聞く
2025.12.01
【2025年7月~2025年11月公開分】分野/FP・エコノミストの一覧はこちらから!
動画コンテンツ
2025.12.03
【資格活用事例を動画で紹介】FP資格を活用した企業セミナーに密着!
FPトレンドウォッチ
2025.12.03
2025年ノーベル経済学賞受賞!「イノベーション主導の経済成長の解明」は何がすごいのか【トレンド+plus】
FPトレンドウォッチ
2025.11.27
給与が電子マネーで受け取れる「賃金のデジタル払い」とは?
FPトレンドウォッチ
2025.11.28
【基礎編】冬のボーナス時期に考えたい「お金の使い方」
FPトレンドウォッチ
2025.12.01
出費がかさむ年末年始、賢くやりくりするためのコツは?
FP・専門家に聞く
2025.11.27
【資産運用】運用資産を取り崩す際の注意点(目黒政明氏)
FP・専門家に聞く
2025.12.02
【介護・施設】相談者に喜ばれる、 FPが知っておきたい高齢者施設の知識(畠中雅子氏)
FPトレンドウォッチ
2025.07.15
FPのためのSNS発信戦略2025
FP・専門家に聞く
2025.08.05
【リタイアメントプラン】60歳以降に立ちふさがる 「4度の収入ダウンの崖」と「定年前後の住民税」(深田晶恵氏)