FPトレンドウォッチ
2025.10.06
共働きなのになぜ貯まらない? 夫婦の家計見直しポイント

Share
公開:2025.10.06
夫婦共働きで世帯年収がそれなりにあるのに、なかなか貯蓄に回せないと悩む世帯は少なくありません。子育てが終わっている、子どもがいないなどで夫婦二人の支出しかない場合でも貯蓄が乏しい世帯も見られます。その要因の一つに、夫婦の収支をお互いが把握できていないことが挙げられます。
例えば夫婦のうち片方もしくは両方が独身時代の金銭感覚のままだとしても、夫婦別財布の場合は気づかないことがあります。病気やケガなどでまとまった出費が必要になったり、住宅ローンやマイカーローンを組んだりする時、ようやくお互いの収支を知ったというケースも珍しくありません。
趣味や娯楽などにお金をかけすぎてしまい、貯蓄どころか借金があった、となれば家計は立ちいかなくなってしまいます。そうなる前にお互いの収支を把握し、家計の最適化を図ることが重要です。
共働き夫婦の家計管理方法はさまざまです。例えば共通の口座に夫婦それぞれが毎月定額を入金して生活費を支払う方法、生活費の項目ごとに支払う担当を決める方法などがあります。
夫婦間で収入差がある場合、片方の収入で生活してもう片方の収入から貯蓄に回す方法にすると、早いペースで貯蓄が進められるケースがあります。また、共働きではあるものの世帯収入が少ない場合、夫婦の収入を合算して生活費や貯蓄、夫婦のお小遣いを振り分ける方法だと各項目の予算にゆとりが出やすくなります。
また、共働き夫婦の場合、仕事や家事などにお互い追われることが少なくありません。生活スタイルによっては、休日の過ごし方や食事のタイミングもバラバラになり、食事や娯楽費などがかさむこともあるでしょう。忙しい中でも、たまには夫婦一緒に過ごす時間を取り、家計の振り返りや将来設計などをゆっくり話してみるのはいかがでしょうか。
あわせて読みたい
この記事の閲覧は
日本FP協会会員限定です。
ログインすると下記の機能が利用できます。
24時間中にアクセスが多かった記事です。
1週間中にアクセスが多かった記事です
先週1週間中にいいね数が多かった記事です
1週間中にコメント数が多かった記事です
FPトレンドウォッチ
2025.10.03
もしもの時に備えて考えたい「民事信託」(上)
FPトレンドウォッチ
2025.10.01
本当にあった「リボ払い」の落とし穴
FP・専門家に聞く
2025.10.01
【リタイアメントプラン】50代が持つお宝・個人年金保険。 年金額をさらに増やすには?(深田晶恵氏)
FP相談事例
2025.09.30
持病のある50代夫とがん治療中の40代妻。生命保険はどうする? 早期リタイアは可能?