FPトレンドウォッチ
2025.10.31
最低賃金が過去最高の1,121円に。その影響は?
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公開:2025.08.21
更新:2025.10.16
海外移住・長期滞在にあたっては、いろいろと準備しなければならないことがあります。時系列に沿って、やるべきことを押さえておきましょう。抜け漏れがないようにチェックリストを作ることもおすすめです(図表)。
| 移住3カ月前から1カ月前 |
|---|
| □パスポートの更新 □ビザの取得 □税務関係の処理(所得税 住民税など) □家の退去連絡 □免許証の期間前更新 □国際免許の取得 □海外送金の準備 |
| 移住1カ月前から1週間前 |
| □海外転出届 □年金の手続き □国民健康保険の手続き □郵便物の転送届 □住所変更の告知 □海外保険の契約 |
| 移住直前 |
| □携帯電話の解約・休止 □在留届の取得 |
まず、パスポートのチェックとビザの取得です。移住先の大使館や領事館などでも更新できますが、日本にいる間にやっておいた方がよいでしょう。パスポートは各都道府県のパスポートセンター窓口のほか、マイナポータルからオンラインでも申請できます(オンラインで申請した場合でも、受け取りは窓口で行います)。ビザは滞在期間や渡航目的によって種類が異なりますので、渡航先の大使館や総領事館webサイトで最新の情報を入手しておきましょう。
賃貸物件に住んでいる場合には、退去時期を早めに大家さんに知らせます。そうすることで、敷金・礼金の払い戻しがある場合の手続きがスムーズになるケースもあります。光熱費の停止の手続きも早めに動き出しておくと安心です。
免許証の更新は誕生日の1カ月前後からですが、海外移住者の場合、更新期間前でも手続きが可能です。その際は警視庁や免許センターに免許証やパスポート等の持参が必要です。移住先で運転の必要があれば国際免許証の取得も考えましょう。
移住先で日本への支払いが生じたときに備え、オンラインで振り込み可能な海外送金の準備をしておきましょう。今では大手銀行や地銀、信用金庫でもネットバンキングが利用できる場合が多いです。海外送金ができるアプリなどもありますので、利用する場合は設定も済ませておくとよいでしょう。
海外転出届は基本的には出国の2週間前から届出ができます。出国直前に慌てないためにも、1週間前には海外転出届を出し、年金や国民健康保険の手続きを済ませておくと精神的にゆとりが持てるでしょう。海外転出届を出さないと、国民年金と国民健康保険の支払い義務が継続します。手続きを忘れると滞納扱いになり、延滞金が発生してしまうので要注意です。
出国前の入念な準備が、海外移住・長期滞在の成功の鍵を握っていると言えそうです。
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