FPトレンドウォッチ
2026.02.13
食費の値上がりが止まらない……統計から見る食料品の価格動向
Share
公開:2025.12.11
昨今、ホテルや旅館の宿泊料金が各地で高騰しています。東京商工リサーチが2025年7月28日に公表した『上場ビジネス・シティホテル「客室単価・稼働率」調査』によると、上場ホテル運営13社(15ブランド)の2025年3月期の客室単価は、前年同期比12.6%増の平均1万6,679円となり、15ブランドすべてで前年同期を上回りました。
特にビジネスホテルでその傾向は顕著に現れており、コロナ禍で落ち込んだ2021年3月期の平均客室単価6,180円から1万3,930円と2倍以上に高騰しています。
稼働率も好調で、全ブランドが70%を超え、その大半は80%以上を記録しました。円安を追い風としたインバウンド需要の復活が、この力強い回復を牽引しています。
出所:東京商工リサーチ『上場ビジネス・シティホテル「客室単価・稼働率」調査』2025年7月28日
宿泊料金の高騰は、単純な需要超過だけでなく、複合的な要因によって引き起こされています。
宿泊業は調理、宴会、清掃など人手を必要とする業務が多く、慢性的に人手が不足しがちです。昨今は賃上げによって人手を確保しようとする動きが活発化しており、宿泊料金にもその動きが反映されています。
人件費に加えて物流費、光熱費といった運営コストの上昇が宿泊業に大きな影響を与えています。ITの活用や省エネ設備の導入なども進む一方、コスト上昇分を価格に転嫁する動きも見られます。
建設資材の価格高騰や建設業界の人手不足を背景に、ホテルの建築費(坪単価)は上昇傾向が続いています。また、主要都市や観光地では地価が上昇し、土地の取得費用が膨らんでいます。巨額の初期投資を回収するために、開業後の客室単価を高く設定せざるを得ない状況にあります。
こうした背景から、宿泊料金は今後も高騰が続く可能性が高いと言えるでしょう。
あわせて読みたい
この記事の閲覧は
日本FP協会会員限定です。
ログインすると下記の機能が利用できます。
24時間中にアクセスが多かった記事です。
1週間中にアクセスが多かった記事です
先週1週間中にいいね数が多かった記事です
1週間中にコメント数が多かった記事です
FP・専門家に聞く
2026.02.10
【経済動向】日本経済「失われた30年」は終わったのか?(永濱利廣氏)
FP・専門家に聞く
2026.02.03
【介護・施設】要介護者が入所できる 3つの公的な高齢者向け施設を知る(畠中雅子氏)
FPトレンドウォッチ
2026.02.12
日々の生活にも大打撃! 急増する「ランサムウェア」での被害
FPトレンドウォッチ
2026.02.09
新生活に向けてチェックしたい 引っ越しに関する手続きリスト(上)
FPトレンドウォッチ
2026.02.04
下取り?買い替え? 不要になったPC・スマホの処分方法
FPトレンドウォッチ
2025.09.03
いったん下がったコメ価格、実りの秋で再高騰?【トレンド+plus】