公開:2025.08.08

マイナポータル連携で受けられる行政サービスのすすめ(上)

あらゆる行政手続きをデジタル化するマイナンバーカード

マイナポータルとは、政府が運営するオンラインサービスのこと。主にできるのは
①行政機関の手続きの検索やオンライン申請、②行政機関などが所有する特定の個人情報の確認、③行政機関などから配信される通知の確認、④行政機関の間でやり取りした情報提供履歴などの確認、⑤e-Taxなど外部サイトとの連携です。これまで自治体の窓口などで手続きしていたことがオンラインでできるようになります。

2024年12月には健康保険証の新規発行が停止され、最長1年の猶予期間を経てマイナ保険証に移行します。マイナ保険証では薬の履歴データや健康診断の結果に基づいた診察および処方が受けられるほか、高額療養費制度を手続きなしで受けられるなどのメリットがあります。

今後は各種免許や国家資格もデジタル化へ

デジタル庁の発表によると、今後もマイナポータルの機能は随時拡充され、できることの範囲はさらに増えていくようです。

図 マイナポータルの利用体験向上と機能拡充

出所:デジタル庁「2024年デジタル庁年次報告 会見資料」
住民サービスの利便性向上と行政職員の負担軽減を狙い、マイナポータルの機能拡充は随時進められている

一例を挙げると、一部国家資格等のオンライン・デジタル化が2024年8月6日から順次始まり、マイナポータルからデジタル資格者証の取得や氏名等の変更申請などができるようになりました。申請に必要な支払いをオンラインで行うことも可能になっています。
また、2025年6月にはiPhoneでマイナンバーカードが利用できるようになり、本人確認や証明書の取得などがさらにスムーズに進むことが期待されています。

次回はe-Taxでの手続きや医療費控除について詳しく解説します。

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