FPトレンドウォッチ
2025.12.10
年末に取り組みたい「お金の大掃除」
Share
公開:2025.10.23
ひとり親世帯は、子育てと生計の維持を一人で担っているため、様々な困難を伴うことがあります。こども家庭庁や自治体ではひとり親世帯への多様な支援策を実施しています。
最初にご紹介するのは、児童扶養手当です。18歳※(障害がある場合は20歳未満)までの子どもを養育するひとり親世帯に支給される手当です。支給額は扶養する子どもの数や親の所得に応じて変動しますが、例えば扶養する子どもが1人であれば、全額支給の場合は月額4万6,690円になります。
※18歳になる年度の3月31日まで支給
なお、2024年11月に児童扶養手当法等の一部が改正され、所得限度額と第3子以降の加算額が引き上げられました。
自治体が独自に実施しているひとり親世帯向けの支援制度もあります。ここではその一例を紹介します。
主に東京都の各区市町村で実施されている制度で、子ども一人当たり月額1万3,500円が支給されます。児童扶養手当よりも所得制限が緩やかに設定されており、生計を同一にする扶養義務者の所得は問われない(所得制限は受給者本人のみ)のが大きな特徴です。
ひとり親世帯の親、子どもが病気やケガで医療機関にかかった際、医療費の自己負担分(通常1~3割)が助成される制度です。
民間の賃貸物件に住んでいるひとり親世帯に対して、家賃の一部を助成する制度です。助成額は自治体によって異なり、所得制限が設けられているケースもあります。
制度の有無や名称、内容は自治体によって異なるため、詳細は各自治体のWebサイトを確認するか、お住まいの自治体の子育て支援担当課などに問い合わせましょう。
あわせて読みたい
この記事の閲覧は
日本FP協会会員限定です。
ログインすると下記の機能が利用できます。
24時間中にアクセスが多かった記事です。
1週間中にアクセスが多かった記事です
先週1週間中にいいね数が多かった記事です
1週間中にコメント数が多かった記事です
FPトレンドウォッチ
2025.12.01
謎めくヘッジファンド その手法は?【トレンド+plus】
FPトレンドウォッチ
2025.12.05
お年玉も「キャッシュレス」の時代がやってくる?
FP・専門家に聞く
2025.08.05
【リタイアメントプラン】60歳以降に立ちふさがる 「4度の収入ダウンの崖」と「定年前後の住民税」(深田晶恵氏)
FP・専門家に聞く
2025.07.01
【家計管理】「手取り年収」、正しく知っていますか?(前野彩氏)
FPトレンドウォッチ
2025.12.08
年末年始に向けて考えたい「家族会議」(上)
FPトレンドウォッチ
2025.12.09
年末年始に向けて考えたい「家族会議」(下)