FPトレンドウォッチ
2026.10.02
インバウンド回復の裏で進む「宿泊税」の導入と影響
Share
公開:2026.04.01
更新:2026.09.17
会社員や公務員の社会保険料は、「標準報酬月額」を基に計算されます。標準報酬月額とは、健康保険料や厚生年金保険料を算出するために、毎月の給与を一定の幅で区切った等級に当てはめた金額のことです。
標準報酬月額は、毎年4月・5月・6月の3カ月間に支払われた給与(基本給に残業手当などの諸手当を含む)の平均額を基に定時決定され、決定された年の9月から翌年8月まで適用されます。
そのため、4月・5月・6月の残業によって給与総額が増えると、適用される標準報酬月額の等級が上がり、結果として天引きされる社会保険料が増えて手取りが減る可能性があるのです。
なお、昇給などにより固定的賃金(基本給や役職手当など)が大幅(2等級以上)に変動した場合は、定時決定を待たずに「随時改定」として標準報酬月額が見直されることもあります。
社会保険料の負担が増えるのは、必ずしも損とは言えません。なぜなら、支払う社会保険料が増えれば、将来受け取れる給付も増えるからです。
厚生年金保険料を例に取ると、標準報酬月額が高くなれば保険料負担は増えますが、その分将来受け取る老齢厚生年金の額も増加します。
また、病気やケガで働けなくなった際に受け取れる傷病手当金も標準報酬月額を基に計算されるため、標準報酬月額が高ければ傷病手当金の給付額も高くなります。
目先の手取り額だけにとらわれて残業を調整するよりも、仕事の繁忙に応じて自然に働き、その結果として決まる標準報酬月額を受け入れる方が、長い目で見れば合理的な選択と言えるでしょう。
あわせて読みたい
この記事の閲覧は日本FP協会会員、またはおためしユーザー限定です。
日本FP協会会員限定
ログインするログインすると下記の機能が利用できます。
24時間中にアクセスが多かった記事です。
1週間中にアクセスが多かった記事です
先週1週間中にいいね数が多かった記事です
1週間中にコメント数が多かった記事です
FPトレンドウォッチ
2026.09.25
マンション購入で知っておきたい「所有権」と「借地権」
FPトレンドウォッチ
2026.09.28
あなたの親は大丈夫? 親の老後破綻を引き起こす5つの習慣
FPトレンドウォッチ
2026.09.29
親の老後破綻を防ぐために子ども世代がとるべき対策とは
FP・専門家に聞く
2026.09.24
【資産形成】子育て世代は知っておきたい 平均データに表れない教育費のリアル(平井美穂氏)
FPトレンドウォッチ
2026.09.16
個別債券と債券ファンドはどう違う? 金利上昇期の選び方
FPトレンドウォッチ
2026.09.30
続く銀行再編、自分が持っている銀行口座はどうなる?
FP・専門家に聞く
2026.02.03
【介護・施設】要介護者が入所できる 3つの公的な高齢者向け施設を知る(畠中雅子氏)