公開:2026.04.16

知っておきたい「暗号資産」の基礎知識(種類・特徴編) 

暗号資産の特徴

暗号資産とは、オンライン上で取引されるデジタル資産で、仮想通貨とも呼ばれます。円やドルなどの法定通貨とは異なり、特定の国や中央銀行のような発行・管理主体は基本的に存在しません。

暗号資産の取引記録は「ブロックチェーン」と呼ばれる技術によって管理されています。ブロックチェーンとは、取引データを「ブロック」という単位でまとめ、時系列でチェーンのようにつなげていく仕組みです。

この取引記録は世界中の複数のコンピューターで共有されており、一度記録されたデータを後から改ざんすることはほぼ不可能となっています。高度な暗号化技術により、中央の管理機関がなくても安全に取引を行うことができる点が、暗号資産の大きな特徴です。

また、金融機関を介さずにインターネット上で直接送金できるため、取引手数料が安く、送金スピードが速いというメリットもあります。株式市場のように取引時間が限定されることなく、24時間365日世界中で売買可能です。

暗号資産の種類

数ある暗号資産の中で特に有名なのが、2009年に運用が始まった「ビットコイン」です。ビットコイン以外の暗号資産は「アルトコイン」と呼ばれ、それぞれ異なる特徴があります。

図表 代表的な暗号資産

名称略称主な特徴
ビットコインBTC2009年に運用開始。発行上限枚数が定められていることから「デジタルゴールド」とも呼ばれ、価値の保存手段として期待されている
イーサリアムETHブロックチェーン上にプログラムを書き込み、設定した要件を自動的に実行できる「スマートコントラクト」機能を搭載。分散型金融(DeFi)やNFTの基盤として広く利用されている
リップルXRP世界中の金融機関と提携しており、価値移転(国際送金)を低コストかつ高速で行えるのが特徴
ソラナSOL高速処理と低コストが特徴のブロックチェーン・プラットフォーム。NFT市場やゲーム分野での活用が進む
トロンTRXデジタルコンテンツの配信・管理ができる分散型プラットフォーム「TRON」の基軸通貨。処理速度はビットコインやイーサリアムを大きく上回る
ドージコインDOGEイーロン・マスク氏がSNSで言及したことで注目を集めた。コミュニティ主導で発展してきた「ミームコイン」の代表格として知られる
出所:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」を基に日本FP協会作成

なお、実際に取引できる暗号資産の種類は、利用する取引所によって異なります。海外の取引所は、国内で扱われていない多様なアルトコインを取引できる場合がありますが、日本の法律に基づく登録を受けていない事業者も少なくありません。

ハッキングや経営破綻といったトラブルが発生した際、適切な保護やサポートを受けられない可能性もあります。安全に取引を行うには、金融庁に登録された暗号資産交換業者を利用することが重要です。

ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • いいね数
  • コメント数