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公的年金を補完する「企業型DC」とは?
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公開:2025.08.25
更新:2025.10.09
日本株の上昇は、トランプ関税への強い警戒感が後退したことから4万円前半が定着してきたように見えます。史上最高値を更新する日も現れています。
「株価4万円」と言えば、2024年初に日経平均株価が4万円台になり、ちょうど新NISAの開始ともタイミングが合ったことでちょっとした投資ブームになったことを思い出します。その2024年前半に「日本株は大きく上がった」と感じた個人投資家は多かったでしょう。
2024年1月平均の株価を100として、2025年8月第4週までの約1年8カ月の期間にどれだけ株価が上がったかを計算すると、およそ1.2倍(年率約13%ペース)となっています。
さて、この間、海外株はどうだったのでしょうか。日経平均株価と同様に、2024年1月をベンチマークにして計算すると、以下のようになっています(2025年8月中旬時点)。
1位:香港ハンセン
2位:DAX(ドイツ株価指数)
3位:ナスダック
4位:S&P500
5位:上海総合
6位:日経平均株価
この結果は、やや意外だったかもしれません。約1.2倍になった日経平均株価でも、主要株価の中でも低い方なのです。
米国、欧州、アジアの各グループと日経平均株価を比較すると以下のようになります(図表2、図表3、図表4)。
もちろん、この上昇率は、起点をどこに設定するかで全く変わりますから、そこは注意が必要です。
上昇率1位の香港ハンセンですが、香港と言えば、民主化の弾圧で必ずしも経済が成長していないイメージがあります。香港ハンセンの主な構成銘柄は、HSBC、テンセント、アリババ、小米集団などです。香港ハンセンの上昇率の牽引役が金融、ハイテクだと言えば、やはりハイテク全盛の流れだとわかります。2025年2月に起こったDeepSeekショックから中国株は盛り返しています。
上昇率3位のナスダックも、米国のハイテク銘柄が牽引役です。『GAFAM(ガーファム)』や『マグニフィセント・セブン』と呼ばれるビッグテック企業が、好業績を背景にして伸びています。
ここから、大きなビジネスチャンスは、AIビジネスにあるとも捉えられそうです。
チャットGPTを筆頭に、生成AIが進化を続けています。先のDeepSeekの登場で、高価な米国製AIは採算が悪化して市場を奪われると連想されましたが、その後のチャットGPTは目を見張るような進化を遂げました。
このハイテク・バブルが弾けるとすれば、次なるDeepSeekショックのような次世代技術の登場で、チャットGPTが色あせてみえるときかもしれません。その意味で、米中のテクノロジー競争は株価を左右する一つの要因になりそうです。
最近は、2025年9月に米国の中央銀行が利下げを再開する見通しが強まって、それが株価上昇を演出しています。そうなると、米国株価が現在よりも盛り返してくる可能性があります。前半に紹介した株価の上昇ランキングで6位だった日経平均株価は、今後ダウなど米株価に差を付けられる可能性もあるかもしれません。
記事の内容は、取材先や執筆者等の見解を示したものであり、日本FP協会の意見・方針等を示すものではありません。
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