CFP®試験合格への道
2026.01.16
徹底的な隙間時間の活用で一気呵成に全課目合格
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公開:2025.09.17
更新:2025.10.10
CFP®資格審査試験に全課目合格された方の合格の秘訣や取得の動機、学習方法などをご紹介する「CFP®試験合格への道」。CFP®資格取得を目指す皆様へのアドバイスとして、ぜひご参照ください。
【MY SUCCESS POINT】 テキストを4色で色分け、重要度を見える化
今回はCFP®認定者の土屋宜義さんにお話を伺いました。土屋さんのCFP®認定までの道のりを確認しながら、勉強方法について振り返っていただきました。
| 2021年8月 | AFP資格認定 |
|---|---|
| 2023年11月 | 「不動産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」「リスクと保険」合格 |
| 2024年6月 | 「金融資産運用設計」「タックスプランニング」合格 |
| 2024年11月 | 「相続・事業承継設計」合格 |
| 2025年3月 | CFP®資格認定 |
私がFP資格を知ったのは、勤めていた会社を休職していた時のこと。「復帰に際し、何か変えなければ」と考え、様々な資格取得に興味を持った中の1つでした。3級FP技能検定から2級、さらにAFP認定と取り組んでいく中で、改めてFPが携わる幅広いお金の知識の重要性と必要性を感じるようになっていきました。あるとき、女子学生が投資詐欺の被害に遭ったニュースを目にし、「お金に詳しい人や経験豊富な人が相談に乗ってあげられれば被害が防げたのに」と思いました。そして、「それなら自分がそんな人になろう」と思ったのです。そこでCFP®資格取得に挑戦し始めました。
さらに一念発起して会社を退職、FP事務所を開業しました。開業してみて改めてFPとしてやっていくにはCFP®資格は必須だと痛感し、一層力を入れて勉強に取り組むようになりました。
最初は『CFP®資格標準テキスト』の熟読と過去問の総ざらいという、今振り返るとかなり大変な方法で勉強していました。結局、試験日までにやりきることができず、またただひたすら問題集をなぞっていただけなので、試験の問題に対応できず、結果は惨憺(さんたん)たるものでした。
そこで勉強法の視点を変えることにしました。まず、「この試験では何を問われているのか」という点に着目すると、「FP実務家として必ず身に付けなければならない知識や心構え」が問われていることに気づきました。そして、過去の試験問題を分析し、重要度=頻出度順に取り組み、メリハリをつけることにしました。
具体的には
1. 過去4回分、2年間の過去問題集と『標準テキスト』を用意。
2. 過去問を確認し、その説明が載っている部分をテキストから見つけ、マーキング。
3. 各回色を変え、これを4回繰り返すことで毎回出題される部分には4色のマーキングがされる(写真)。
4. 頻出と判断できる4色がついた箇所に対応する問題から解く。
5. 以後、「4色と3色」、「4色と3色と2色」というように回を追うごとに解く問題数を増やしていく。
プラスして、初めて出てきた新しい知識や、久しぶりに出題された論点の問題には「要注意」として、掘り下げて勉強しました。
このように頻出部分を繰り返し解くこと、重要度によるメリハリをつけることで、理解度が向上しました。また、「FP Journal Online」の「過去問ピックアップ解説」は試験のポイントになりそうな箇所の解説が詳しく載っていたので、参考になりました。
私が苦手だと感じていたのは、実例に触れることが少ない「相続・事業承継設計」です。そこで、複雑な制度などの正誤を問う問題より相続財産額や控除額、税額や承継評価額などの計算問題の精度を高めることに重点を置きました。
試験1週間ぐらい前からはできるだけ試験時間に合わせて過去問題を一周し、あとは生活リズムを整えてしっかり睡眠をとることを心がけました。
当日は問題を一読して「答えへのキーワード」が見つからない、該当する選択肢がない問題はすぐに後回し。また、開始から1時間で30問(60%)程度の進捗目標を立て、それより少なかった場合は、確実に答えられそうな問題を優先させました。
このような取り組みをすることで、2024年11月の試験で無事全課目合格を勝ち取ることができました。CFP®認定者になって、「CFP®認定者検索システム」に登録できたのも大きなメリットでした。
今後も「FP知識」の活用と認知度の向上のために、様々な催しや講演、セミナーなどに参加や企画をして「身近に気軽にお金の話ができる存在がいる」ことを知ってもらえる活動をしていきたいです。
CFP®試験は問われる難易度も高く、範囲も広いため、勉強はかなり大変ですが、あきらめず取り組めば必ず成し遂げられます。
FP-Office 27代表(群馬県)
土屋 宜義さん(つちや・のぶよし)
1994年商業高校卒業後、大手自動車メーカー系販売会社に整備士として就職。1996年 自販機総合オペレーター会社へ転職。2023年4月に会社を退職。同年5月群馬県太田市でFP事務所を開業。
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