公開:2026.08.20

自動音声を悪用した「ロボコール詐欺」にご用心

ロボコールを悪用した詐欺、迷惑行為の手口

ロボコールとは、あらかじめ録音された内容を発信する自動音声電話のことです。企業の案内やアンケート調査などにも使われますが、近年は詐欺に悪用されるケースが目立っています。

例えば、実在する通信事業者を名乗り、「未納料金がある」「すぐに支払わないと法的措置をとる」といった自動音声が流れ、「心当たりのある方は〇番を押してください」のように、番号を押すよう誘導されます。その後、実在のオペレーターにつながり、個人情報や金銭をだまし取ろうとするのが典型的な手口です。また、警察官や公的機関をかたって電話をかけてくる事例も報告されています。

ロボコール詐欺では、「+(プラス)」から始まる国際電話番号や、「0800」から始まる番号で着信があるケースが多くみられます。心当たりのない番号からの着信には、十分注意することが大切です。

図表 ロボコール詐欺の具体例

手口内容自動音声の例
通信事業者を名乗る自動音声「通信料金の未払いがある」と告げ、架空の料金請求を行う「未納料金が発生しています」
「心当たりのある方は〇番を押してください」
公的機関を名乗る自動音声自治体や日本年金機構などを装い、個人情報を聞き出そうとする「税金の未納があります」
「書類の提出確認が取れないため、手続きしないと年金の支給が止まります」
警察官を名乗る自動音声犯罪への関与をほのめかして不安をあおり、個人情報や金銭をだまし取ろうとする「あなたの口座が犯罪に使われています」
「あなたに逮捕状が出ています」
クレジットカード会社を名乗る自動音声クレジットカードが利用できなくなると不安をあおり、カード番号を聞き出そうとする「クレジットカードの期限が切れ、2時間後に機能が停止します」
出所:日本FP協会作成

被害に遭わないための対策

ロボコール詐欺の被害を防ぐには、不審な電話に対応しないことが肝心です。心当たりのない番号から着信があった場合は無理に出ず、もし出てしまっても不審な内容であればすぐに電話を切りましょう。また、自動音声で折り返し電話するよう促されても、安易にかけ直さないことが重要です。

国際電話を利用する予定がない場合は、「国際電話不取扱受付センター」で手続きを行い、発着信を休止するのも有効です。さらに、迷惑電話対策アプリを活用すれば、不審な着信を事前に判別しやすくなります。

もし不安を感じたり、個人情報を伝えてしまったりした場合は、一人で判断せず家族や知人に相談しましょう。消費者ホットライン「188(いやや!)」、警察相談専用電話「#9110」などの相談窓口を利用する方法もあります。

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