FPトレンドウォッチ
2025.12.19
上昇を続けるエンゲル係数、家計への影響は?(下)
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公開:2025.09.09
更新:2025.10.27
日々の暮らしの中で第三者にケガをさせたり、他人の物を壊してしまったりすると、損害賠償責任が発生することがあります。これをカバーするのが、個人賠償責任保険です。
個人賠償責任保険は火災保険や傷害保険、自動車保険などの特約として加入するのが一般的です。保険商品や共済のほか、クレジットカードで加入できる場合もあります。
個人賠償責任保険は他人の「身体」や「物」に損害を与えた場合に適用されますが、具体的な補償範囲や適用除外は商品ごとに異なります。必ず加入時に約款や商品説明書などで確認しておきましょう。なお、他人の名誉やプライバシーを侵害したケースは適用外となります。また、個人賠償責任保険に加入していても、他人から借りた物や仕事中に発生した賠償責任は補償の対象外となることもあるので注意が必要です。
| 個人賠償責任保険の支払い事例 |
|---|
| ・代金を支払う前に商品を落とし、壊してしまった ・子どもが自転車で走行中、誤って通行人にぶつかりケガをさせてしまった ・飼い犬との散歩中、飼い犬が通行人に噛みつき、ケガをさせてしまった ・自宅のベランダから誤って植木鉢を落とし、駐車中の車を傷つけてしまった ・マンションで洗濯機の排水ホースが外れ、階下に水漏れしてしまった |
| 個人賠償責任保険が適用されない事例 |
| ・アルバイト中に料理をこぼし、来店客の服を汚してしまった ・駐車場で自動車を運転中、駐車している他人の車にぶつけ、傷つけてしまった ・同居する兄弟の眼鏡を誤って踏んで壊してしまった |
個人賠償責任保険は月々少額の掛け金で補償が受けられる場合や、数億円程度まで補償対象となるケースもあります。また、生計を共にする同居の親族も補償の対象となるほか、保険商品によっては別居している未婚の子どもも補償対象になる場合がありますので、家族で1人は加入しておくと役に立つでしょう。
中には保険会社が被害者との示談交渉を代行する特約や、「示談交渉サービス」が付いている場合もありますので、加入の際にチェックすることをお勧めします。
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