CFP®試験合格への道
2026.05.13
【動画公開中】不動産の売買経験豊富な西岡アナが納得。CFP®試験「不動産運用設計」課目を実務の武器に推す理由。②
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公開:2026.04.17
CFP®資格審査試験に全課目合格された方の合格の秘訣や取得の動機、学習方法などをご紹介する「CFP®試験合格への道」。CFP®資格取得を目指す皆様へのアドバイスとして、ぜひご参照ください。
【MY SUCCESS POINT】 移動中は「暗記リスト」を読み流す
今回はCFP®認定者の太田祐吾さんにお話を伺いました。太田さんのCFP®認定までの道のりを確認しながら、勉強方法について振り返っていただきました。
| 2023年8月 | AFP資格認定 |
|---|---|
| 2023年11月 | 「不動産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」「相続・事業承継設計」合格 |
| 2024年6月 | 「金融資産運用設計」「リスクと保険」「タックスプランニング」合格 |
| 2024年10月 | CFP®資格認定 |
私は鉄鋼メーカーに勤務し、社内の一級建築士事務所において管理建築士として業務に携わっています。FPの学習を始めたきっかけは、2022年に父が亡くなり、相続の遺産分割を経験したことでした。この経験を通じて「お金」と真剣に向き合う必要性を痛感し、50歳を機にFP資格取得に取り組む決意をしました。
FP学習は「2023年から2年間で完了させる」と目標を設定し、2023年3月にFP技能士3級、同年7月にFP技能士2級を取得。その後AFP認定を経て、2023年11月にCFP®試験に挑戦しました。
既に一級建築士、土地家屋調査士や宅地建物取引士の資格を取得していたことから、「不動産運用設計」には自信がありました。それを含め、まずは取り組みやすいと考えた「不動産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」「相続・事業承継設計」の3課目から勉強を開始しました。3課目合格後は経験の薄かった「金融資産運用設計」「リスクと保険」「タックスプランニング」の3課目に着手しました。
勉強時間の捻出の工夫としては、「移動時間は勉強時間」と決め、机に向かえない時間をどう活用するかに注力しました。まずは苦手な項目をExcelで暗記リストに集約しました(写真)。一度覚えたことも時間の経過とともに忘れてしまうため、忘却曲線を意識して反復学習に徹したのです。
より多くの知識を得るためには、土台となる「基本事項の暗記」が必須と考えています。そのため、フォントを変えて覚えるべき項目を際立たせるなど、暗記リストは視覚的な工夫を凝らしました。暗記リストを読み流すことをルーティン化し、短時間で効率よく重要事項を復習し続けることで苦手意識を克服することができたのです。
当初は「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」の問題を2時間以内に解ききれず苦戦しましたが、暗記リストによる知識の定着によって、徐々に解答スピードが上がりました。さらに試験の直前期には、過去問演習で見えてきた「正答率の悪い苦手分野」の強化に集中しました。
試験中、最も意識したのは徹底した時間配分です。本番では得意な分野から着手してリズムを作るよう心がけました。それでも「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」などは計算量が多く、終了時間ギリギリまでかかりました。
私は特に「金融資産運用設計」では債券分野が大の苦手で、「3課目受験はさすがに無理かもしれない。金融を除く2課目受験にしようか」と挫折しかけた時期もありました。しかし、そのときも暗記リストによる反復学習を積み上げることで次第に点数が安定し、最後まで学習を継続することができました。試験翌日の自己採点で合格点に届いていると確認できた瞬間の喜びは今でも忘れられません。
こうした積み重ねの結果、CFP®試験全課目合格を成し遂げ、2年間で目標だったすべてのFP資格を取得することができました。
私は試験勉強を通じ、CFP®認定者として継続的に知識をアップデートし続けることの重要性を再認識しました。ただ、短期間でCFP®資格を取得したからこそ、資格はゴールではなく、スタートであると確信しています。
具体的には建築士としての設計視点にFPの知識が加わったメリットに大きな意義を実感しています。例えば、「耐震等級3を確保することで地震保険料が50%割引(半額)になる」といった、コストと性能を両立させる具体的な提案が可能になりました。また、50代半ばを前にして学び続ける姿を見せることで、娘に対しても「勉強し続けることの重要性」を背中で示せているのではないかと感じています。
私は「一級建築士×CFP®認定者」という独自の専門性を活かし、金融・不動産・ライフプラン・建設の知識を統合し、多角的な価値を提供できる、実務に精通したアドバイザーとしての道を切り拓いていきたいです。資格取得はあくまでスタートであり、今後も研鑽を重ねていきたいと考えています。
太田 祐吾さん(おおた・ゆうご)
鉄鋼メーカー新規事業企画部長 兼管理建築士(一級建築士) 。50歳を機にFP学習を開始、2024年までの2年間で、目標としていたFP資格をすべて取得した 。
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