公開:2026.04.20

住居費高騰への一手「アフォーダブル住宅」とは? 

相場よりも安価に住める「アフォーダブル住宅」

都心を中心に住宅価格や家賃の上昇が止まりません。この状況を打破すべく、東京都が本格的な検討を開始したのが「アフォーダブル住宅」です。

アフォーダブル住宅とは、市場価格よりも割安な価格で住むことができる、主に若年・新婚世帯や子育て世帯をターゲットとした住宅を指します。

都は、未利用地などを活用して、民間事業者のノウハウを組み合わせることで、良質な住宅が周辺相場よりも抑えた価格で供給されることを目指しています。2026年度以降、金融スキームや公営住宅の活用を含む供給方法の検討・実施が進む見込みです。

また、国土交通省内の審議会でもアフォーダブル住宅に関する提案や検討がなされており、将来的に国レベルでの制度検討に発展する可能性があります。

図 東京都におけるアフォーダブル住宅の考え方

出所:東京都住宅政策本部「都におけるアフォーダブル住宅の取組について」を基に日本FP協会作成

アフォーダブル住宅供給の意義

都心部を中心に住居費高騰が続くことで、子育て世帯の近県への流出が懸念されます。そうした世帯が無理なく住み続けられる環境を整えることは、以下のようなメリットをもたらします。

  • 家計の安定: 浮いた住居費を子どもの教育費や消費に回すことで、生活の質を向上させる
  • 定住の促進: 子育てしやすい環境を都心部に確保し、人口流出に歯止めをかける
  • 空き家活用と地域活性化:空き家や老朽化物件の活用により、地域が活性化する

ただし、供給できる戸数には限りがあるため、希望立地・時期での入居が困難だったり、住居の設備面で希望が通らなかったりといったデメリットも考えられます。また、長期的な資産形成という面から見れば、周辺地域の物件との比較検討が必要でしょう。

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