FPトレンドウォッチ
2025.11.14
他人事ではない「介護離職」……その前に活用したい支援制度
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公開:2025.07.24
更新:2025.10.16
前回は資産の棚卸しが重要な理由と、家計のバランスシートの作成方法について紹介しました。今回は老後の生活資金に不可欠な退職金と公的年金について解説します。
会社員は退職時に受け取れる退職金について確認しておきましょう。退職金は一時金として支給される場合と、年金形式で支給される場合があります。
退職金の計算方法は企業によって異なります。給与や在籍期間に連動するケースもあれば、退職金計算用に設定されたテーブルに則って計算されるケースもあります。退職前に、自分の会社ではどのように算出されるのか確認しておくことをお勧めします。
なお、企業型確定拠出年金(企業型DC)の場合は拠出額や運用実績によって受け取れる金額が異なります。これらは加入者向けwebページで確認できますので、併せてチェックしておきましょう。
毎年誕生月になると、公的年金の納付実績などが記載された「ねんきん定期便」が届きます。50代になると、ねんきん定期便には年金の見込み額が記載されるようになります(図表)。「ねんきんネット」を使えば、スマホやパソコンで年金記録の確認、年金見込額の試算などをリアルタイムに行うことも可能です。
なお、ねんきん定期便で通知される見込額は、60歳まで年金に加入することを前提に計算されています。再雇用や雇用延長などで60歳を過ぎても働いていたり、年金の受給開始を66歳以上まで繰り下げたりすると、年金額を増やすことが可能です。一方で、早く亡くなると年金の受給総額が減る可能性があるなど、年金の繰り下げにはいくつかのデメリットもありますので、今後の収支計画と照らし合わせた上で検討した方がよいでしょう。
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