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公開:2025.09.19
更新:2025.10.15
香港株には、ハンセンテック指数というものがあります。ハイテク関連の30種類の銘柄で構成されたインデックスです。(図表)
中国株の推移で近年大きな話題になったのは、「Deep Seekショック」でしょう。2025年1月に中国でDeepSeekという人工知能が発表されて、ChatGPTに関連した半導体を独占的に設計するエヌビディアの株価が大きく下がりました。
結果的には、DeepSeekとChatGPTの間では能力格差があるとされ、「Deep Seekショック」は一過性のものとなりました。中国AIが米国の立場を脅かすのはまだまだ先だと思っている投資家も多いと推察されます。
ただ、「Deep Seekショック」は昨今のAI隆盛時代において技術の進化が市場にも大きな影響を及ぼす可能性を示しました。
今後の焦点は、大規模言語モデル=LLMの開発になるという意見があります。ChatGPTに代表されるAIは、このLLMによって性能が変わります。文字の並びから、次に続く文章の並びを推論して、答えを導きます。その推論の精度が高ければ、すばらしい答えが返ってきます。機械学習は、利用者との対話を通じて答えの精度を高めていくことができます。
世界で発表されたLLMのうち、約4割が中国で発表されているという報道があります。ここから、中国のAIに対する力の入れ方が凄まじいことがわかります。
しかし、投資という観点では、中国がAI覇権を握るかどうかの判断よりも、「中国AIに分散投資をしておくか?」を考える方が重要でしょう。
LLMの多くが中国から生み出されていることから、Deep Seekショックのような出来事が再び起こる可能性も捨てきれません。AIを中心としたハイテク分野が目まぐるしく進化する昨今、先行きがよくわからないからこそ、分散投資に意義があるのだと思います。
記事の内容は、取材先や執筆者等の見解を示したものであり、日本FP協会の意見・方針等を示すものではありません。
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