公開:2026.08.07

【後悔を防ぐ】「こんなはずじゃ……」を事前に回避!住宅購入の落とし穴

住宅購入後に起こりやすい失敗事例

十分検討して念願のマイホームを購入したはずでも、入居後に「こんなはずではなかった」と後悔するケースは少なくありません。

お金に関する失敗例としては、教育費のピーク時などに住宅ローンの返済が苦しくなったり、ペアローンを組んでいたものの、夫婦どちらかが仕事を続けることが難しくなった、という住宅ローンに関するものが挙げられます。

加えて、住宅ローン以外の管理費・修繕積立金・固定資産税・火災保険料などで家計が圧迫されたりするケースもあります。特にマンションで必要な修繕積立金に関しては、築年数の経過に応じて増額される「段階積立式」の場合、将来的に負担が急増する可能性もあるため、注意が必要です。

また、検討段階では気づかなかった、生活スタイルに合わない間取りや広さ、設備の使いづらさが住んでからわかるのもよくあるケースです。建物自体に問題がなくても、周辺環境に意外な問題があったり、近隣住民との人間関係が上手くいかなかったりすることもあります。

将来の家族構成の変化を想定しなかったために、手狭になる、逆に広すぎて維持費や掃除などの手間がかかる場合があります。

図表 住宅購入のよくある失敗例と事前にできる対策の一例

失敗例事前にできる対策
資金計画・月々のローン返済額だけで購入を決め、諸費用や税金を見落としていた
・ペアローンを組んだが、片方の収入減により支払いが苦しくなった
・建築費や物件価格だけでなく、総額を把握して手元資金を確保する
・借入額を抑えたり返済期間を長くしたりして返済に余裕を持たせる
維持管理費・外壁の損傷、設備の故障などで必要になり、多額の修理費用がかかる
・マンションの管理費や修繕積立金などが上昇し、月々の負担が増えた
・内外装や外構、設備は定期的に点検するとともに、マンションであっても修繕費用を毎月自分で積み立てておく
・マンションの場合は管理費、修繕積立金の上昇を織り込む
周辺環境・夜間の騒音、通勤時の混雑、周辺施設の少なさなどにストレスを感じる
・居住地域の公立学校の評判が思わしくなく、遠方の学校への転入を余儀なくされた
・住宅周辺は日時を変えて複数回訪問し、環境の把握に努める
・引っ越し前に口コミサイトや不動産業者、近隣住民の意見など多様な情報を収集する
ライフプラン・家族構成の変化を想定せず、手狭になる・または広すぎて維持費がかさむ・想定されるライフイベントを10年後・20年後まで書き出し、間取りの拡張性や転用可能性を評価する
資産流動性・将来の住み替えの可能性を排除して、資産性の低い物件を購入してしまう・住み替えや相続時に、売却や賃貸がスムーズに行える立地・条件かを確認する
出所:日本FP協会作成

住まいを悔いなく選ぶには事前準備が不可欠

購入後の後悔を未然に防ぐには、検討段階における多角的な検証が必要です。あらゆる手段で可能な限り情報を収集し、自分の判断軸と照らし合わせて判断しましょう。

さらに、現在の家族構成やライフスタイルだけでなく、ライフステージの変化に柔軟に対応できる住まい(間取りの変更が容易な構造など)を意識することもポイントです。将来的に手放す可能性も視野に入れ、買い手や借り手がつきやすい条件を備えているかを確認しておくことも、リスクヘッジとして有効です。

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