FPトレンドウォッチ
2025.12.26
150本以上から厳選!FPトレンドウォッチおすすめ10選
Share
公開:2025.07.31
更新:2025.10.16
前回は2024年1月に始まった新NISAの概要について紹介しました。今回は投資の初心者と中級者に向けて、新NISA制度の活用方法を紹介します。
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります(図表)。投資の初心者ならまず、つみたて投資枠を使って投資信託の積立を検討してみてはいかがでしょうか。投資信託は運用の専門家が複数の資産を組み合わせて運用するため、価格変動のリスクを抑えながら投資することが可能です。
また、「つみたて投資枠」を活用することで少額からでも投資を始めやすく、毎月決まった金額で自動的に購入することも可能なため、コツコツと資産形成をしやすいという特徴もあります。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資額上限 | 120万円(月10万円) | 240万円 |
| 投資方法 | 積立のみ | 一括・積立どちらも可 |
| 対象商品 | 一定基準を満たす投資信託(約300本) | 上場株式、投資信託、ETF※1、REIT※2など |
| 株主優待 | 取得不可 | 取得可 |
ある程度投資の経験がある投資中級者や、つみたて投資枠である程度の資産が形成できた後は、「成長投資枠」を活用した投資も検討してみましょう。つみたて投資枠は長期の積み立てや分散投資に適した投資信託のみが対象ですが、成長投資枠では上場株式などにも投資できます。投資限度額はつみたて投資枠よりも大きく設定されており、つみたて投資よりもまとまった金額を運用することが可能です。
成長投資枠でより高度な投資に挑戦するときは、国内外の株式や債券など、それぞれの商品のリスクとリターンの深い理解が欠かせません。投資の際は生活に必要な預貯金をしっかり確保し、無理のない範囲で購入することが重要です。
投資する商品の候補が増えると購入する商品の選定や売却時期の判断など、積立投資にはない手間がかかるのは否めません。しかし、投資によって得られる売却益や配当金も大きくなる可能性がありますので、自身が希望する資産形成のスタイルに応じて上手に新NISA制度を活用しましょう。
資産形成の鍵を握るのは「長期・積立・分散」です。相場の動きに流されず決まった金額をコツコツと積み立てることを検討してみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい
この記事の閲覧は
日本FP協会会員限定です。
ログインすると下記の機能が利用できます。
24時間中にアクセスが多かった記事です。
1週間中にアクセスが多かった記事です
先週1週間中にいいね数が多かった記事です
1週間中にコメント数が多かった記事です
FP・専門家に聞く
2025.12.25
【税制改正】2025年の改正点を源泉徴収票で確認しよう(備 順子氏)
FP・専門家に聞く
2025.12.26
「FP・専門家に聞く」各分野のおすすめ記事セレクション!
FPトレンドウォッチ
2025.12.24
“時間・お金・成果”から考える 自分の価値最大化に必要なこと(中)
FPトレンドウォッチ
2025.12.25
“時間・お金・成果”から考える 自分の価値最大化に必要なこと(下)
FPトレンドウォッチ
2025.12.26
150本以上から厳選!FPトレンドウォッチおすすめ10選
著名人インタビュー
2025.07.01
【俳優/藤木直人さん】 すき間時間の活用で2級FP技能検定に合格(第1回)
動画コンテンツ
2025.12.26
【資格活用事例を動画で紹介】FP資格をフル活用する3名のFPに密着!
FP・専門家に聞く
2025.10.09
【生命保険】生命保険料控除の基本と2026年改正のポイント(平野敦之氏)
FP・専門家に聞く
2025.07.10
【相続・終活】確実に執行するための遺言書のポイント(明石久美氏)