CFP®試験合格への道
2026.09.16
「計算問題は1問も落とさない」意気込みで解法をマスター、得点源に
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公開:2026.09.16
CFP®資格審査試験に全課目合格された方の合格の秘訣や取得の動機、学習方法などをご紹介する「CFP®試験合格への道」。CFP®資格取得を目指す皆様へのアドバイスとして、ぜひご参照ください。
【MY SUCCESS POINT】 「弱点凝縮ノート」でミスを防ぐ
今回はCFP®認定者の若菜優太さんにお話を伺いました。若菜さんのCFP®認定までの道のりを確認しながら、勉強方法について振り返っていただきました。
| 2024年2月 | AFP資格認定 |
|---|---|
| 2024年6月 | 「不動産運用設計」「相続・事業承継設計」合格 |
| 2024年11月 | 「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」「タックスプランニング」合格 |
| 2025年6月 | 「金融資産運用設計」「リスクと保険」合格 |
| 2026年1月 | CFP®資格認定 |
私は現在、警察官として地域課に勤務しています。事件や事故の最前線に立つ機会が多く、FP資格で得た知識が、様々な判断や地域住民の方への対応に役立つこともしばしばあります。そんな私がCFP®資格を目指した最大の動機は、FPが扱う各分野の知識を体系的に身に付けたいと考えたからです。日々の生活や業務の中で直面する課題に対し、表面的な理解ではなく、根拠に基づいた洞察力を持つプロフェッショナルでありたいという強い思いがありました。
また、仕事やプライベートと並行して学習を進めるうえで、1課目ずつ合格していけるCFP®試験の制度は大きな魅力でした。一気に全課目を受験するのではなく、一歩ずつ確実にステップアップできる仕組みが、多忙な生活の中でも挑戦を後押ししてくれると感じ、受験を決意したのです。
仕事との両立を考え、私は1回の試験で2課目ずつ、計3回に分けて全課目合格を目指す戦略をとりました。
まず最初の試験では宅地建物取引士の資格をすでに取得していたので、知識が活かせる「不動産運用設計」を軸に据え、関連性の高い「相続・事業承継設計」をセットにしました。既有知識を土台にすることで、スムーズにCFP®試験特有の難易度に慣れることができました。
次の試験では、全課目の共通基盤となり、比較的取り組みやすいと感じた「タックスプランニング」と、範囲が広めの「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」を受験しました。
最後に、計算量が多く時事問題もあり、難関とされる「金融資産運用設計」と、計算が少なめで理解が重要な「リスクと保険」を受験。3回の受験すべてを一発で合格することができました。
私は効率的かつ確実に合格していくため、資格予備校の通信講座を利用しました。独学では情報の取捨選択に時間がかかってしまいますが、資格に精通したプロが厳選した教材と講義動画を活用することで、重要論点を効率よく吸収することができたと思います。職業柄不規則な勤務なのですが、スマホで講義の動画を視聴することもでき、隙間時間の活用につながりました。休日は2時間、日勤や非番の日は夜1時間、夜勤の日は出勤前に1時間を勉強時間に充てました。教材は資格学校のテキストと問題集、市販の過去問題集を併用しました。
心がけたのは、計算問題を「得点源」にし、1問も落とさないことです。CFP®試験の知識問題は範囲が非常に広く、的を絞るのが困難だと感じました。一方、計算問題はパターンが決まっており、解法さえ身に付ければ確実に得点できます。私は、知識問題よりも計算問題を優先して繰り返し解き、「計算問題では1問も落とさない」という意識で問題演習を重ねました。
さらに過去問演習で何度も間違えてしまう「ひっかけポイント」や、覚えにくい数字を凝縮した復習ノートを作成しました。例えば、一時所得の課税対象額や退職所得の計算では最後に「2分の1」にすることなどは、超初歩的でありながら本番の緊張感でつい忘れがちです。こうした箇所を強調してノートに記載。試験直前期は弱点が凝縮されたこのノートの確認だけに絞り込み、自分の弱点を徹底的に潰しました。
苦手な問題は「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」と「リスクと保険」の知識系問題と「不動産運用設計」の税金関係でした。これらは、繰り返し問題を解いたり、YouTubeやネット検索で調べたりすることで正答率を上げていきました。また、資格学校の模試も受験しましたが、本番に近い難易度でいい予行練習になりました。
試験当日は少し早めに会場に到着するようにしていました。1日1課目ずつの受験だったので疲労感はあまりありませんでしたが、1日に複数課目を受験するなら対策が必要だったかもしれません。
試験は120分、50問と非常にタイトです。知識問題は考えすぎないこと、1割程度は難問が出るだろうと割り切り、焦らないことを心がけました。
私は過去問演習を通じて、即座に解ける基本問題と、計算が複雑な難問を瞬時に見極める練習をしていました。「確実に正解すべき問題」を優先し、時間がかかるものは後回しにする、あるいは思い切って捨てる。この判断力が、合格ラインを突破する決め手となったと思います。
若菜 優太さん(わかな・ゆうた)
地方公務員(警察官)
大学卒業後に警察官になり現在17年目、警察署地域課勤務。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、管理業務主任者などの資格を保有。
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