公開:2025.08.05

更新:2025.08.08

真夏の「熱中症予防」と「節電」を両立する家計術

エアコンの使用が増えると気になる電気料金

2025年夏も全国的に猛暑が予想されており、環境省は熱中症への厳重警戒を呼びかけています。

室内での熱中症予防にエアコンは必須ですが、昨今は電気料金が値上げ傾向にあります。2025年7月から9月の間は政府による電気料金の補助が予定されていますが、電気料金の負担が増えることを心配する声は少なくないでしょう。そこで今回は、熱中症対策と節電を両立するコツを紹介します。

節電の要!エアコンの使い方を総点検

「つけっぱなし」運転の方がお得な場合も

エアコンは起動時の電力消費が大きいため、頻繁なオンオフは逆効果になることがあります。短い外出の場合はつけっぱなしにする方が消費電力が少なくすむという調査結果もあるようです。

風量や風向の設定を工夫する

住環境や気温などによって異なりますが、風量設定を「弱」から「自動」にしたり、風向設定を「ななめ下」から「水平」にしたりすると電気料金を節約できるケースもあります。

扇風機やサーキュレーターでエアコンの冷気を循環させる

冷房運転時には冷気を扇風機やサーキュレーターで循環させることで、部屋全体を効率よく冷やすことが可能です。エアコンの真下に扇風機やサーキュレーターを置き、たまった冷気をかき混ぜるようにして送風します。このとき、首振り機能は使わず同じ風向きで送風すると効果を感じやすくなります。なお、扇風機を使う場合は首をやや下向きにして送風するのがポイントです。

図 エアコンと扇風機・サーキュレーターの組み合わせ方

出典:東京都環境局 2021年6月23日報道発表資料「家庭で出来る“今夏の省エネ”に取り組みましょう!」

また、エアコンの性能を最大限発揮させるためにも、フィルターや室外機の清掃は定期的に行いましょう。室温上昇を抑える遮熱カーテン、フィルムなども併用すると、エアコンの温度設定を上げても快適に過ごせる場合があります。

無理のない節電で猛暑を快適に、家計にも優しく乗り切りましょう。

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