公開:2026.10.19

更新:2026.10.20

すでにある知識をベースに集中的に勉強、関連項目を効率的に学んで全課目同時合格

10月19日(月)公開の本記事の内容に一部誤りがございましたため、内容を訂正のうえ再掲載いたします。ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

CFP®資格審査試験に全課目合格された方の合格の秘訣や取得の動機、学習方法などをご紹介する「CFP®試験合格への道」。CFP®資格取得を目指す皆様へのアドバイスとして、ぜひご参照ください。

【MY SUCCESS POINT】 要注意項目は「付箋」を貼って徹底確認

CFP®認定までの道のり

今回は様々なメディアで活躍中の頼藤太希さんにお話を伺いました。頼藤さんの全課目合格までの道のりを確認しながら、勉強方法について振り返っていただきました。

2015年1月AFP資格認定
2025年6月「金融資産運用設計」「不動産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」「リスクと保険」「タックスプランニング」「相続・事業承継設計」合格
2025年10月CFP®資格認定

信頼度を上げるために全課目挑戦を決意

2015年の独立以来、FPとして活動してきた私は、日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、宅地建物取引士、アクチュアリー会研究会員などの資格があり、それで十分だと思っていました。しかしテレビで年金に詳しい専門家として出演する機会が増える中、たまに「AFPなのに」というコメントがSNSに寄せられるようになりました。AFP認定者だと、そのように見られてしまうことがあるのだと感じたのです。

また、同じ母校のFPで組織する会の代表を務めることになったのですが、代表としてはCFP®認定者という看板が必要だと思うようになりました。6課目一気に合格して、CFP®資格を得ることで情報発信力を上げられるとも考え、短期間で集中的に勉強し、全課目合格を目指すことにしたのです。6課目すべてに関連する書籍や記事を多く書き、講演してきたことで知識のベースがあった点も、挑戦の後押しになりました。

2025年6月試験に向けて、2月から取り組み始めましたが、平日は仕事が忙しく、正直勉強できる時間はありませんでした。休日も子どもとの時間を大切にしたかったので、午前中と午後の早い時間は避け、勉強の時間帯は、夕方から夜をメインに1日3、4時間くらいでした。

試験前月の5月からは平日も2、3時間は勉強できるように仕事を調整しました。GWの連休、6月にかけての土日は、朝から夜まで12時間ほど集中しました。試験をはさむ1週間は仕事や会議をあまり入れず、執筆などの仕事は試験後に回し、1日5、6時間は勉強しました。

ただ、月に2回、スパでのマッサージは欠かしませんでした。疲れを癒やし、集中力アップにつながったと思います。

インプットとアウトプットを反復

使用した教材は日本FP協会の『CFP®資格標準テキスト』と過去2回分の『CFP®資格審査試験問題集』です。最初に1回はテキストを通しで読み、そのあとは過去問を繰り返し解き、理解度アップと知識の補強のため都度テキストに戻り、確認していくという勉強法です。

6課目同時受験なので、各課目を関連して学べた点がメリットでした。例えば「相続・事業承継設計」、「不動産運用設計」、「タックスプランニング」は相性が良く、同じ内容があるので関連して覚えることができました。「金融資産運用設計」は、為替が絡むと計算に時間がかかるので、何度も繰り返し解いてやり方を暗記しました。各課目とも暗記できていない箇所・細かい条件・数字など覚えづらい箇所はテキストに付箋を貼り、2ヵ月前から毎日それを欠かさず見て、覚えた項目だけ付箋を外していくようにしました。最後まで結構付箋は残りましたが、試験の合間にそこだけ見ておけばいいので、効率的だったと思います。試験当日も試験会場までの移動中や待ち時間は付箋を貼ってある箇所を繰り返し読みました。

1課目の「金融資産運用設計」は、試験初日の緊張もあり時間がかなりギリギリでした。それ以降の課目は、時間がかかる問題はいったん切り上げて他の問題に移るようにし、余った時間で怪しい部分の解き直しや見直しをしました。

例えば「キャッシュフロー表」や「源泉徴収票」の計算問題は時間がかかりますが、得点源なので最初に取り組むようにしました。また、ルールや法律は、人間がよりよく生きていくために考えて作られています。わからない問題があったら、大多数にとってマイナスではない、社会的弱者を守っているかという視点で考えて解いていきました。

1日3課目の受験は脳が疲れるので、必ず試験休みに甘いチョコを食べました。また、食べすぎると眠くなるので、昼ご飯はおにぎり1つだけにしました。

私は試験勉強を通じて、理解が浅かった知識も見つかり、なんとなく理解していた制度や知識への理解が一気に深まりました。一次情報を読み取る力も身に付きます。さらに客観的な評価を得られ、仕事上の信頼につながったことで、メリットを実感する場面も多くありました。

1人でも多くの方にCFP®資格に挑戦していただき、日本人のマネーリテラシー向上やFPという職業の地位向上につながっていければと思います。ぜひ一緒に盛り上げていきましょう。

 

頼藤太希さん(よりふじ・たいき)

株式会社Money&You代表取締役
中央大学商学部客員講師。日経CNBCコメンテーター。慶應義塾大学経済学部卒。アフラックで資産運用リスク管理業務に6年間従事後、2015 年独立。メディア出演、執筆、講演実績多数。書籍120冊、累計200万部、YouTube登録者3.2万人超。

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