公開:2025.07.04

更新:2025.06.27

暮らしを変えるスマートハウス 家計や資産面でのメリットは?

スマートハウスの特徴

スマートハウスとは、太陽光発電などでつくり出したエネルギーを、ITを使って効率的に利用する住宅のことです。

具体的には太陽光発電システムや燃料電池などの発電設備、蓄電池やEVのようにエネルギーをためて利用する設備、これら設備とさまざまな家電をつなぐ家庭内エネルギー管理システムの3つで構成されています。

昨今はこれらの設備に加えてIoTが普及し、家電や玄関の鍵、防犯カメラなど家庭内のさまざまな家電や住宅設備同士がつながることで快適な生活が送れるようになりました。

スマートハウスのメリットはエネルギーをつくり、ためておける設備があるため、災害時や停電時に強いということ。エネルギー消費量もわかるので省エネに役立ちます。

スマートハウスには初期投資がかかりますが、高効率給湯器や太陽光発電、家庭用蓄電池といった設備が普及すれば、導入にかかる費用は下がることが予想されます。発電設備を活用すれば家庭で消費する電気を自家発電することが可能なため、費用対効果も期待できると言えます。

スマートハウス導入時には自治体の制度を確認

スマートハウスは住宅の価値を高める上でも有効です。一般的に住宅は築年数の経過に伴い評価額は下がり、資産価値としては目減りしていきます。
その点、スマートハウスはエネルギー効率や利便性、防犯性が高く、資産価値が下がりにくい傾向にあります。

スマートハウス導入においては、補助金や助成金が受けられる場合があります。国土交通省が展開する「子育てグリーン住宅支援事業」や東京都の「東京ゼロエミ住宅普及促進事業」など多様な制度が用意されていますので、チェックしてみましょう。

図表 子育てグリーン住宅支援事業の補助対象要件(新築住宅の場合)

対象世帯対象住宅補助額
すべての世帯GX志向型住宅160万円/戸
子育て世帯長期優良住宅建替前住宅等の除却を行う場合100万円/戸
上記以外の場合80万円/戸
ZEH水準住宅建替前住宅等の除却を行う場合60万円/戸
上記以外の場合40万円/戸
出典:国土交通省・環境省「子育てグリーン住宅支援事業の概要」

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